web画像の無断使用、ついやってしまいそうな著作権侵害と損害賠償金の目安とは

画像無断使用の損害賠償金 web制作

WEB制作会社はもちろん、一般のブロガーやアフィリエイターにとって、常に意識しなければいけないのが著作権に対する問題です。

筆者も運営するブログの画像を無断で使用されたことがあり、解決までに無駄な時間を費やした経験があります。

今回は、特にweb上に溢れる画像の取り扱いについて、最低限配慮すること、そして侵害された場合の対処についてまとめました。

著作権被害はなかなか気が付かない

自分が書いた記事、あるいは画像などが無断で利用される(いわゆるパクリ)は、誰しも不快な事でしょう。

特に収益を目的としたブロガーやアフィリエイター、またクリエイターなどにとっては直接的な損害も発生し、決して容認できる問題ではありません。

自分が著作権を有する記事や画像が他者に利用されていないかを調べるコツ的な方法はいくつかあります。

但し何れも絶対的な方法ではなく、調査に時間を要することから、ほとんどはパクられても気が付かないケースが多いのではないでしょうか。

実際、弊社が無断転載された画像も偶然見つかったものでした。

記事や画像がパクられた場合の対応

記事や画像が無断で使用された時の対処は、各々の考えにより変わってきます。

  1. 許容する(認める)
  2. 黙認する(あきらめる)
  3. 被リンク、クレジット表記を依頼する
  4. 買い取ってもらう
  5. 差止請求(削除申請)をする
  6. 名誉回復処置を依頼する
  7. 損害賠償を請求する

侵害の事実と被害の重さをどこまでと捉えるかは、先ずは個々の判断によります。

 

自身の運営目的はもちろん、相手が営利目的なのか、競合するライバルなのか、あるいはボランティア団体の会員のような非営利目的なのかによっても心情的に変わることでしょう。

最低限のマナー、たとえば「正式な引用」や「画像をお借りした旨の表示」などで納得できるのであれば、それをお願いするのも良いでしょう。評価の高いサイトからの被リンクはSEO的に有益となる考えもあります。

それで納得できなければ、削除申請や損害賠償を請求することになります。

その際は、先ずはしっかりとキャプチャーなどの証拠を残し、その後交渉へのステップとなります。

 

しかしこれらは、相手の運営状況によってハードルが変わってきます。

  1. 海外サイト
  2. 個人ブログ(コンタクトフォームなし)
  3. 個人サイト・ブログ(コンタクトフォームあり)
  4. 法人・公益サイト・ブログ

相手が企業など、社会的信用を重視するところであれば交渉もしやすいのですが、一般論としてそういった倫理観の高い方は、侵害するケースも少ない為、必然的にコンプライアンス意識の低い個人との交渉が想定されます。

連絡先の表示が無い、あるいは通知しても無視される場合は情報開示請求など、法的手段も伴うため一気に負担も大きくなることでしょう。

更に削除や損害賠償に応じない場合には訴訟提起をする覚悟も必要となります。

著作権侵害に対する一般認識はまだまだ甘い

著作権侵害

ブログやSNSも手軽に行える社会環境となりましたが、運用モラルや著作権に対する意識教育はまだ十分とは言えません。

 

ここで弊社が著作権侵害をうけた事例を少しご紹介します。

既に和解成立の案件につき、詳細は伏せますが、対象はイラレで制作したイラストで、無断使用した相手は年商数十億円の企業でした。

交渉相手としては最もスムーズに事が運ぶはずのケースですが、実際は著作権法についての理解度が低く、最初の指摘から和解までに一か月の期間を要しました。

その間の心労と、本来発生する必要のない無駄な時間は決して少なくありません。

このように企業においてもネットリテラシーの低いところは案外多く、ましてや個人となれば罪の意識すらないこともあります。そうなると全く違う生物と交渉するようなものですから、最終的には法的機関に頼るしか解決する術はありません。

だだし訴訟に発展した場合でも金額回収できないことも無いとは言えず、個人では悔しいですが泣き寝入りの方も多いことでしょう。

著作権侵害は民事上のペナルティのみならず、申告によっては刑事上のペナルティも課せられる可能性があります。侵害された側も毅然とした態度で接するのが良いでしょう。

画像を加工して使用するのは最も危険な考え

画像を無断使用することの言い訳としてよく見られるのが、「フリーサイトから使用した」です。

パクられた側としては、そんな訳はないだろうという見苦しい言い訳ですが、逃げ口上として咄嗟にでるのはありがちなパターンです。

しかしこれについては、当然認められない判例があり、事由にならないことを認識しなければなりません。

 

また、画像に付いているクレジット表記を削除したり、一部を切り取る、あるいはつなぎ合わせる加工をすることにより「これでばれないだろう・・」といって無断利用するケースも後を絶ちません。

しかしこれらは損害賠償に加え、慰謝料も発生し得る事案となる為、法的には余計に危険な行為となります。

著作権については、知らなかったで済まされる問題では無いですし、故意でやったものであれば悪質性も高くなります。

 

ちなみに弊社が運営するブログ等では、オリジナルの画像を優先しますが、もちろん画像購入やフリー画像から探すこともあります。

フリー素材のサイトはたくさんありますが、運営ポリシーはそれぞれ異なりますので、細部まで確認が必要です。

余り手を広げずに、固定したサイトから探すのが無難ですね。

おすすめな定番素材サイト

損害賠償金はいくらぐらいが妥当?

仮に著作権侵害をしてしまった場合、相手側の通知に対し謝罪、削除するなどの対応は当然ですが、損害賠償請求された場合は真摯に対応、検討する必要があります。

 

著作権侵害された際の損害賠償金については、ネットで調べても分かるように、数万円~百万円越えまで様々な判例があります。

これらは侵害者の社会的責任、たとえば自治体や企業、個人などによっても変わる要素がありますので、過去の判例を調べると共に、双方の状況を精査する必要があります。

実際受けた被害額を正確に計算するのは難しいですが、基本は被害者に有利となるような算定方法が認められています。また内容によっては慰謝料も加算できます。

なお趣味で書いているブロガーのような場合でも、侵害に対する賠償請求は正当な権利です。

まずは双方で妥協点を探るのが理想ですが、合意が難しい場合には司法へ判断を委ねることになります。

ここで心配になるのが弁護士や裁判にかかる費用です。ケースバイケースですが損害が大きい場合には赤字になることは無いでしょう。

尚、弁護士を立てない本人訴訟も可能ですが、よほどの自身が無い限りは、やはり著作権に強い弁護士に相談するのが安心です。賠償額も個人が見積もるものよりは、見落としなども無くなり金額が大きくなる傾向にあります。

筆者も起業にともないいくつかの法律書には目を通しましたが、最後に画像を侵害された場合の対処法について分りやすい一冊をご紹介します。

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トシ

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