サラリーマン時代は何だったのだろうか・・会社を辞めて7年経って思う事

コラム

会社を辞めて7年が経過した。

現在51歳。起業したと言えば聞こえは良いが、実際は家族3人のメンバーでどうにかこうにか生計を立てているのが本当の所である。

今日は、少しばかり思う事を綴ってみようと思う。

会社を辞めてはじめて見える世界もある

空から見た景色

そもそも辞めた発端は仕事に不満があった訳ではなく、自分で挑戦したいことが出来たのが理由だった。

景気悪化で業績が厳しくなるさなか、仲間を置いて船を降りてしまうような後ろめたさがなかった訳ではない。ただそれより好奇心が勝ったという感覚。

ゼロからのスタートだったが、何とかなるさという実に楽観的な考えだった。

 

7年も経過しているにも関わらず、未だかつての同僚や、お世話になっていた協力工場の経営者らに飲みに誘ってもらう事もある。

話を聞くと懐かしさもこみ上げるが、当時とあまり変わっていない環境に少し驚いたりもする。

 

そう、僅か7年の間だが社会は激変したと言っても良いであろう。

ところが、忙殺されたルーティンの中ではその変化に気が付かないのが常だ。

これも「ゆでガエル現象」なのだろうか。

「ゆでガエル理論」
熱いお湯にカエルを入れると驚いて飛び跳ねる。ところが常温の水にいれ、徐々に熱していくと変化に気が付かず、いずれは飛び跳ねる力をも失ってしまうと言うたとえ。

 

少し、若いころを思い出してみるが、尊敬する上司は私の手本でもあった。

一番遠距離からの通勤にも関わらず、誰よりも早く出社していた。

残業後もタイムカードを押してから自己啓発を始めるのが当たり前。有給休暇は冠婚葬祭や体調不良の時に使うものであって健康ならば流すのが当たり前と言う考えであった。

 

自慢話や強制ではなく、目の前で見てきたのだからその影響力は強い。

私自身、当時は帰宅しても大抵妻や子供は寝ていて、レンジでチンして食べるような生活だった。

 

今だったら、単なるブラック会社になるのであろうが当時はそれほど不満もなく、それが会社はもちろん自分や家族の為になると信じていた。

陰徳を積むと言う考えや奉仕の精神も教育された家庭だったので、尚更自然と受け入れることが出来たのかもしれない。

もちろん、同世代の人間が皆そうだったのかは分からない。でも少なくとも出世を争った人たちには、多かれ少なかれそういう犠牲もあっての現状だと思う。

会社はもはや家族ではない

会社

そして今、世代間のギャップが大きな社会問題として表面化されている。

 

ブラック会社、社畜、パワハラなど、それらに出てくる行為はどれをとっても社会悪なのだ。

反論などできる余地はない。

 

こうなった背景は多々考えられる。

景気の停滞や少子化問題、グローバル化など。

それに伴い会社は家族ではなくなったと言う事だろう。

 

家族とは簡単に縁が切れないものだ。誰かが病んだり困った時自然と支え合える関係である。かつて経営者の多くは従業員を家族のように愛していた。もちろん搾取するための道具などではない。

 

しかし競争が激化した今、終身雇用はおろか、リストラももはや罪悪感が無くなったのではと思えるほど常態化した。

そもそも派遣社員のメリットは、いつでも契約解除できることと公言するのだから割り切りも潔い。コンサルタントにお金を出して社員に退職を迫る姿は、もはやお笑いだ。

 

以前のような見返りが期待できなければ、やはりモチベーションなど維持出来ようもない。

こうなった時、さきの精神論を振りかざす上司には、さすがに拒絶を感じるだろう。

 

中小企業の管理職の中には残業代や休出手当もつかず、下手をすれば給与カットまでされている方もいるだろう。

これまで多くを犠牲にしてきて会社に忠誠を誓った中年たちにとっては気の毒な話である。

だが年金でさえ不満を持ち、未来に不安を抱える若者にとって、そんなことは関係が無い話だ。

 

要は不景気なのが一番の理由なのだが、この歪はそんなに簡単には解決できそうにない。

 

だから相も変わらずサラリーマンは愚痴ばかりとなるのだが、ひとつ試して見たいことがある。

会社で、福利厚生の一環としてブログ作成などを斡旋してみてはどうだろうか。

 

レンタルサーバーやドメイン取得、ワードプレスなど必要な環境は会社ですべて用意する。

場合によってはイラストレーターやフォトショップ、ミラーレスカメラなどもあると良いだろう。

そして趣味の料理や釣り、エクセルのノウハウなど、各自の得意分野を自由に記事にしてもらう。

個人で始めるよりは、断然立ち上がりも早いし、有益な情報交換ができる。

また共通の趣味の同僚と思わぬコミュニケーションが取れるようになるかもしれない。

 

広告費は執筆者へ還元し、退職時には餞別代りにサイト移管するのも良いだろう。

 

もちろんブログは一例で、他にもさまざまな個人の為の未来投資の手法がある。

SNSを禁止する企業もあるが、それは学生から携帯を取り上げるのと同じでセンスがない。

マイナス面ばかり考えるのではなく、コンプライアンス教育の面倒から逃げる姿勢も良くない。

これらは新規事業の掘り起こしなど、意外と面白い方向へ流れるかもしれない。

 

従業員に下手な副業やアルバイトを始められるよりは、よほど双方の為となるように思えるのだが・・・

 

従業員は家族と再び思えるように。

若者には嫌われるフレーズかも知れないが、私はそんな経営者を応援したい。

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トシ

人生をエンジョイするには、仕事も楽しく!
若者・主婦・中年に向けたパラレルワークスタイルを提案します。

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