先日の「新聞をやめました」の記事に続き第二弾
やっとで「格安SIMに変えました」のお話です。
特に女性は、うまく節約できると友達にも紹介したくなりますよね。
(ネットショップをやり始めて、そんなオンナゴコロも多少は勉強しました)
私は、おっさんですが、そんな気持ちもあってキーボードを叩いています。
とにかく起業してからは、いろいろ節約癖が付きました。
いやサラリーマン時代もコストダウンは常に叫んでいましたが、自分の事となるとどうも苦手で・・・
貧乏くさく聞こえるかもしれませんが、支出を抑えるのは基本でもあります。
結論を言えば、格安SIMへの切り替えは超簡単だったのですが、手順を間違えるとハマル危険性もありますし、切り替えて不便なことも実際ありますので、備忘録として残します。
ようやく重い腰を上げて格安SIMへ切り替える。
これまで私は、IT関係や流行にはそこそこ精通しているという自負がありました。
インターネットが始まれば、いち早くプロバイダーへ申し込み、時代と共に安い回線を追い求め、iPhoneが発売されれば、並ぶことこそしなかったものの、早速買い換えました。
ソフトバンクがホワイトプランを始めた時は、ドコモから乗り換えて家族分の通話料金を節約したものです。
ところが安さを求めて切り替えたはずのキャリアも、気が付けば合計3万円超えの金額を払っていることに・・
見事メーカーの思惑にピタッと嵌ったパターンです。
もう何年も前から格安SIMについては、知ってはいたものの切替はしていませんでした。
理由は単純明快。
ただ面倒だったからに他ありません。
敢えて言うなら、SIMフリーが世に出た頃の、ややこしい話がずっと頭に残っていたこともあります。
(当初は確かにめちゃめちゃハードルが高かった)
我が家の例で言えば、家族4人皆iPhoneを使用していますが、契約時期もバラバラだったため、切替タイミングを逃したこともあります。
また、仕事がらスマホはパソコン同様大切なツールなので、ここだけは聖域という気持ちもありました。
でもそんなことは、全て言い訳。
実際切り替えて見れば、
の良いこと尽くしです。
気になることが無いわけではありませんが、それについては後述します。
切り替え時期など気にせず、思い立ったが吉日、全て違約金を払って切り替えました。
逆に言えば、切り替えなかった数年間で何十万円損をしたかと言う話になります。
格安SIM切替の手順
契約条件により手順は異なりますが、大体のイメージとしてご参考下さい。
「我が家のパターン(これまではソフトバンクと契約)」
私:妻の中古のiPhone7 plusを使用して楽天モバイルへ変更
妻:iPhone XS Maxをアップルストアで購入して楽天モバイルへ変更
息子:iPhone XS Maxをアップルストアで購入して楽天モバイルへ変更
娘: iPhoneXをそのままキャリアで使用(4G利用が多いため)
1.キャリアメールの登録先を全て切り替える
キャリアメール宛ての履歴を全て確認し、必要に応じてメール変更の依頼をします。特に親しい友人や連絡網などに利用している方は注意が必要です。
「~@docomo.ne.jp」「~@ezweb.ne.jp」「~@softbank.ne.jp」「~@i.softbank.jp」
これらのキャリアメールが捨てられない方は、実質切替できません。
2.好みの通信事業者(MVNO)と通信プランを選ぶ
業者はいくつもありますので、好みのものを探すのが良いでしょう。
私が選んだのは、楽天モバイル(10分の無料通話と低速データ通信は無制限に利用できることが魅力でした)
いろいろなキャンペーンがあり、2回線目からお得なプラス割りもあります。家族で切替する際はこれを利用するとお得に切替できます。
特に、LINEじゃなくて普通電話をどれくらいの頻度で利用するのかを基に、金額のシミュレーションをすると良いでしょう。
3.MNP予約番号を取得する
ここからが、実際の手続きとなります。
まずは現在の契約会社に携帯電話番号ポータビリティ(MNP)を予約します。
これは、格安SIMに関わらず、キャリア乗り換えの際に必要な10桁の数字です。
電話でも取得出来ますが、私の場合はさんざん待たされたものの結局つながらず、ソフトバンク店舗にて発行してもらいました。
期限がありますので、次のステップに移行できるタイミングで取得しましょう。
取得には3,000円プラス税の固定費が必要です。
4.新規通信事業者で契約する
2で決めた通信事業所に契約を申し込みます。
この際、3で取得したナンバーが必要となります。
格安通信業者は、コスト節約の為、店舗を持たずネット契約の環境が多いです。
一説によると、キャリアの実店舗には、本当にくだらない問い合わせで足を運ぶ方もいらっしゃるそうです。
それもこれも使用者のコストに跳ね返ってきます。
格安スマホ、SIMは、契約プランもシンプルですので一通り読めば理解できるでしょう。
最近のiPhoneはNano-SIM カードですが、SIMカードの大きさを間違えないようにしましょう。
5.機種変更したい場合は、準備しておく
格安スマホは、端末とセットで契約しても良いですし、これまで使用していたスマホや新型スマホを利用することも出来ます。
携帯を新規で購入する場合は、SIMカードが届くまでに準備しておきましょう。
特に発売当初は予約待ちとなりますので、場合によっては最初に行う事となります。
最近のスマホは、アップルで購入すればSIMフリーですが、中古を購入する際には、SIMフリー又はSIMロックが解除されている必要があります。
6.数日後、新しいSIMカードが届く
私の場合は、申し込み後2日でカードが届きました。
これまで使用していたスマホを使う場合は、一応バックアップを取ってからSIMロックを解除します。
(SIMロック解除は、店頭ではお金がかかりますが、ネットからは無料で一瞬で解除できます)
SIMを差し替え、機種に応じた設定をします。
(私の場合は、プロファイルを一つインストールしただけです)
そうこうしている間に電話も使用でき、切替完了となります。
以前のように電話が使用できない空白の期間はありません。
新規iPhoneの場合は、バックアップから復元すればもとに戻ります。
プラス割りで申し込んだ2台目のSIMはここから2日後に届き、更に切替2日後に3台目のSIMが届きます。
(1度に3台分のSIMは届きません)
7.古いスマホは転売する
古いスマホは、いろいろなところで転売が可能です。
比較した結果、私の場合はメルカリを利用しました。
SIMロック解除と、初期化は忘れずに行いましょう。
また、「IMEI」を聞かれることがあります。
「IMEI」とは端末識別番号の事で、この番号により紛失/盗難情報やネットワーク制限、SIMロックが解除されているかなどを確認することが出来ます。
購入者の安心の為のマナーですので、開示してください。
IMEIは、購入した時の箱や、SIMカードの差し込み口、また端末の「設定⇒情報」など、いろいろな調べ方があります。
格安SIMにして困ることとは
正直、スピードに関しては私の場合ストレスはありません。
朝昼晩の重たい時間は、基本自宅にいますので尚更です。
出先で使用した場合でもキャリアでギガ制限がかかった時のストレスに比べれば、低速モードでもはるかに使用できます。
以前の3Gだった頃のイメージが近いですね。
なお、通信速度がどうしても気になれば、WiMAXを新規で契約してもおつりが来ます。
キャリアメールが使えないのは、意外と不便な面があります。
ひとつは、運営しているネットショップでキャリアメールのお客様にいざと言う時お返事できないことです。
詳細はキャリアメールに届かない問題をご覧ください。
それから、もう一つ、LINE@の年齢認証が出来ない事も気付きました。
こちらは知人がキャリアを使っていれば解決できますし、通常のLINEには全く影響ありませんので、そこまでの問題ではないです。
どちらも、ほとんどの方には影響のない話でしょう。
(他、気になる点が出ましたら追記していきます)
今後キャリアの価格は下がるのか?
過去にも総務省の行政指導などがあり、キャリアの通信価格が下がることを期待していましたが、期待は裏切られてきました。
プランもコロコロ変わり、ややこしさや不平等感が増すばかりです。
「知らないものは損をする」と言うビジネスモデルと付き合うには、こちらも神経がすり減らされます。
特に端末の分割払いが終わって、さあこれから安くなるのかと思っていたら割引分も無くなって合計支払額もさほど変わらないと知った時には、もう頭が・・・でした。
菅官房長官の「4割値下げの余地がある」発言を受けても、全体レベルで下がることは、差別化の考えから言っても起こりえないでしょう。株主や子会社のこともありますし、制限のかかった中間プランが出来ておしまいです。
私もそうでしたが、面倒なことにはついつい目を背けてしまいますね。
仕事に忙殺された日々では尚更でしょう。
でも切替えてしまえば、「携帯本体代金」「通信料金」と極めてシンプルに頭を整理できます。
今後も爆発的な移行は無いと思いますが、全体のバランスとしては、2割程度の切り替えでちょうど良い感じじゃないかと思っています。
通信速度も実害なし。
ただただ、安くなってラッキー。