最近、あちこちで「複業」という言葉を見かけます。
もしかして「副業」の誤字?と思われる方もいるかもしれないですね。
しかし、多くのケースは意図的に使い分けしています。
ちなみに私たちがオススメしているのは、資産タイプの複業になります。
それでは順を追って説明しましょう。
副業と複業の違いとは
副業とはこれまで一般的に知られていたもので、本業の他に収入を得る働き方を言います。
サラリーマンが、定時後や休日にアルバイトや内職をするなど、いろいろな方法があります。
あくまでも会社勤めなどの本業があり、それ以外で稼ぐ手段です。
一方複業は、いろいろな方法で収入源を確保する働き方を言います。
個々の収入金額やバランスの話ではなく、ワークスタイルそのもののお話と考えると良いでしょう。
仮に二つの仕事(収入)があった時、それは均衡がとれたものとは限りません。
一方が大半で、もう一方はわずかな場合もあります。(そこだけ見ると副業との違いが分かりにくいですね)
もちろん、3つ4つと収入がある方もいるでしょうし、時代に応じて変化も可能です。
収入のバランスはともかく、こうした複数の収入源がある働き方そのものを複業(パラレルワーク)と呼んでいます。
パラレルワーカーは、大変 or 簡単?
「複業」を考えた時に、皆さんがイメージするのはどんなことでしょう?
もしかしたら一部の優秀な人材が、独自のスキルや人脈を通じて働くイメージかも知れませんね。
「私なんて、とてもとても・・・」
それは、おそらくフリーランスと混同しているからでしょう。
フリーランスとは「特定の企業や団体、組織に専従しない独立した形態で、自分の専門知識やスキルを提供して対価を得る人」と定義付けされています。
確かにある意味プロフェショナルな方を呼びますね。企業の中でも突出した人材が独立してなるケースが多いです。
一方パラレルワーカーは、ワークスタイルの選び方そのものですから、イメージは異なります。
別に優劣をつける意味ではないですが、ここにはいくつかの名刺を使い分けして働く専門家だけでなく、主婦などもたくさんいます。
例えば手芸の好きなMさんの場合。

自宅で「服のお直し」の仕事をしています。
お仕事のない時間は、型紙を作製してドール服や人形のカスタマイズ品をネットショップで売っています。
また週に1回、近所のワークショップで講師として「ソーイング教室」を行っています。
今はブログの収入が安定して、ひとつの柱になりました。
最近趣味で始めた多肉植物もネットで売れないか考えています・・・
要するに自分のキャリアや特技を水平展開しながら、収入源を増やせばよいのです。
ひとつの柱に固執する必要もないため「環境に合わせて変化しやすい」利点があります。
ここが今の時代とマッチしている最大のメリットです。
(多くの企業が抱える悩みは、組織であるがために環境の変化に対応しにくいことがあります)
何れも、専門性が必要なことに変わりはありませんが、得意分野と言われればハードルも低くなるのではないでしょうか?
複業のメリットとデメリットは?
Mさんは私の妻がモデルで、当たらずとも遠からず な例です。
実際は、OEM(他社ブランドの製造)なども手掛けている為、もっと多岐に渡っています。
ネットショップを始めた時期は、受注の加減が分からず、連日深夜の2時くらいまで仕事をしていました。
パラレルワーカー(今回のモデルの場合)には、下記のようなメリットがあります。
このように、「個」でやっている事による恩恵は多いのですが、裏にはデメリットも潜んでいます。
例えば、時間の使い方もそのひとつでしょう。
基本的には、自由に時間を決められるパラレルワーカーですが、顧客の納期がタイトであれば、無理やり仕事を入れざるを得ません。会社みたいに代わりの人はいないので全て自分が行う事になります。
ブラック会社が嫌で、個人で始めた方が「前より働き詰めの毎日だった・・」なんて笑い話にもなりません。
当然自分の事となれば欲も出ますので、自然と働きすぎな傾向になります。
もちろん外注や内職、コミュニティを使えば解決できることも多いですが、それよりももっと考えるべき方法があります。
それが資産化です。
複業は、資産化を考えよう。
もう一度、最初のイメージをご覧ください。
複業は一歩誤ると労働地獄に陥りますが、一部を資産に変えることで、自分の時間を有効に活用できるようになります。
つまり収入の中で、労働時間給でないものの比率を増やすのです。
それは、今回のモデルで言えば、「ダウンロードビジネス」や「ライセンス契約」、そして「広告収入」などです。
何れも一朝一夕には出来ませんが、念頭において始めるのが良いでしょう。
例えば、型紙のダウンロードなどは、最初こそ苦労するものの、あとは自動的に成約が発生します。
上手く機能すれば、不労所得に近い感覚となるでしょう。
また、ハンドメイド作家も有名になれば、権利をお金に変えるチャンスも生まれます。
お店も人気が出て集客出来れば、セレクトショップ化して貸し出し、マージンを得ることも可能です。
こうして、直接自分が手をかけることなく、定額収入を得る方法もあるのです。
更にブログなどは使い方によっては、莫大な収益を得られます
ユーチューバーやブロガーが、驚きの収入を得ているのは知られた話です。
それだけの生活は難しくても、収入の柱の一本にするのは意外と簡単です。
特に机上でただ拾い集めた情報で記事を書いている一部のブロガーに比べ、パラレルワーカーの情報には説得力があります。
ブログをただの集客ツールに終わらせている方はもったいないですね。
ちなみに下記は、妻の運営するブログです。

金額はここでは非公開としますが、月間40万PVほどの実績があります。
次回は、「儲かるハンドメイドブログの書き方」についてご紹介しましょう。