EC-CUBEのアップデートプラグインを使用後、受注一覧に入るとシステムエラーとなる現象が起きましたので、今回はその対処法をメモしておこうと思います。
今回やったのは4.0.2から4.0.3へのアップデートです。
サーバー等の動作環境によって違いはあると思いますが、同様のエラーが起きる方は参考にしてみてください。
EC-CUBEアップデート後に受注一覧でシステムエラーが発生
使用したプラグインは「EC-CUBEアップデートプラグイン(4.0.2〜4.0.3)」。
アップデート完了後に受注一覧でシステムエラーが発生する状況です。
データべースが原因
独自にカスタマイズしていたファイルに問題があるのかと思ったのですが、デバッグモードで確認したところ、どうやらデータべースのテーブル内に「tax_adjust」というカラムが見つからないことが原因とのこと。
EC-CUBEのバージョンを4.0.2から4.0.3にアップデートするにあたり、ファイルの更新だけでなくデータべースも新たに追加されているようです。
今回はプラグイン使用時にそこの更新が上手くいかなかったみたいですね。
ということなので、phpMyAdminよりデータべースに足りないカラムやデータを追加してあげることで対応することができました。
今回やったシステムエラー回避に関する予備知識
最後に、今回のシステムエラー回避のために必要となった知識をピックアップしておきます。
主に下記の2つがポイントとなりました。
- デバッグモードへ切り替え、システムエラーの内容を確認する
- データべース(phpmyadmin)の操作
1、デバッグモードの切り替え
まずはシステムエラーの内容を確認するためにデバッグモードへの切り替えが必要です。
通常時の画面では「システムエラー」としか表示されませんが、デバッグモードに切り替えることで、詳しいエラーの原因が表示されるようになります。
「.env」ファイル内にある下記の2か所の記述を書き換えることで切り替え可能。
- APP_ENV=prod → APP_ENV=dev
- APP_DEBUG=0 → APP_DEBUG=1
エラー修正後は必ずもとの状態に戻しておくことをお忘れなく。
2、データべース(phpMyAdmin)の操作
エラーの原因はデータべースにありましたので、データべースを操作する知識も必要となりました。
phpMyAdminですね。
SQL文が分からなくてもクリック操作である程度のことは可能ですし、ネットショップにデータべースは欠かせませんので、分からない方もぜひ一度覗いてみてください。
かなり勉強になるはず。
今後もEC-CUBEのアップデートプラグインを使用する際は、データべースの存在を頭の片隅に置いておくと良いかもしれませんね。